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執筆者の写真川村 栄作

腰以外を治療して腰痛が改善したケース。手術を決断した腰痛難民Aさんの場合。



慢性の腰痛に悩む人々は1271万人と推計されています(厚生労働省資料2019年「国民生活基礎調査の概況」)。

まさに「国民病」と言えるでしょう。


整体院アセットに何らかの治療により、腰痛がさらにこじれてしまった患者さんが多くいらっしゃいます。


腰痛に悩む患者さんがゆくあてもなく彷徨う「腰痛難民」になっているのを現場で実感しています。


腰痛が慢性になり日常生活に影響を及ぼすほどになると皆さんはどこへいくでしょうか?


腰痛をこじらせて当院に来られたAさんのお話をかいつまんで報告いたします。


Aさんは、70代女性で一人暮らしをされています。

車で20分のところに娘さん家族が住んでおられ、週1~2回は家事を手伝いに来てくれるそうです。


普段からやや背中が曲がっておられ、腰痛もあったのである鍼灸整骨院に週に2回通っておられました。


ある日、いつも通りマッサージが終わり、ベッドから起きあがろうとしたら足に力が入りにくく、痺れたような気がしたそうです。


院内で休憩させてもらった後、何とか力も入るようになったので自宅まで戻りました。


翌日になると、いつもより足腰の重さだるさが出ていたので、娘さんに電話で相談すると、数日後に整形外科の予約を取ってくれました。


病院へ行くと圧迫骨折と脊柱管狭窄症と診断されました。


元々骨粗鬆症もあり、医師からは「年齢もあるしね」と言われたそうです。


Aさんは鍼灸整骨院に通っており、その直後から悪くなったことを医師に告げると「うーん、可能性はあるけどね・・・」と言葉を濁し、診察は終わりました。


痛み止めと血流を良くする薬と湿布をもらい帰宅しました。

その後、整骨院は怖くなって通うのをやめたそうです。


それでも腰の痛みを何とかしたくて、紹介状をもらい近くのクリニックに通うようになったのですが、クリニックでの治療は電気を当てたり、温めたり、牽引(引っ張る)したりというものでした。


整骨院と同じ週2回ペースで通っていましたが、正直なところ効果は感じておられませんでした。


数ヶ月後、症状は改善どころか徐々に悪くなっていき、腰の痛みとお尻から足にかけての痺れが強くなり、だんだん冷たさを感じるようになってきました。


怖くなって、再度整形外科を受診すると、医師から手術を提案されました。


かなりショックだったようで、娘さんも相当悩まれたとのことでした。

これまでの痛みと痺れ、そして手術のショックで食欲も減り、服が合わなくなるほど体重も落ちました。

娘さんお話では、この半年で別人のようになったそうです。


手術の決断をしたときに、たまたま当院のチラシをみて藁にもすがる思いで電話されたそうです。


当院には娘さんと一緒に来院されました。


当院では問診と評価を行った後、Aさんにはストレッチと運動を数種類行っていただき、最後に数分マッサージを行いました。


時間に換算すると問診30分、評価5分、ストレッチ15分、運動5分、マッサージ10分ぐらいです。

間に解説を挟みながらですので実際はもう少しかかりましたが、実際にお体を触らせていただいたのは30分ほどでした。


終了後、来所時に比べて痛み・痺れともに半分までになり、「食欲出てきた」と言われ笑顔で帰られました。


施術内容は、固まっていた筋肉に対してストレッチを行い、緩くなっている筋肉に対して10秒ずつ運動刺激を入れる程度のものでした。

何より意識したのは、本人にたくさんお話していただくということでした。


このAさんはその後週2回の来院を3ヶ月、週1回の来院を2ヶ月、その後は2週間に1度の来院を3ヶ月続けて終了となりました。


最終評価では痛み・痺れは当初の20%程度まで減り、手術はせずに今も元気で過ごされています。(太ってきたのは娘には内緒にしてと笑っておられました。)

朝起きるときに腰の痛みを気にしなくて良いのがとても嬉しいと言われていました。


現在は、メンテナンスする程度で時々来院されています。


日本の医師、整形外科医は慢性痛についての教育を受けません。


慢性痛に悩む患者さんが減らないのは、こうした医療者側に原因があることも一因と言えるのではないでしょうか。


慢性腰痛の原因が「腰」にあるケースは稀です。原因のはっきりしている腰痛は全体の15%です。残りの85%は原因不明なのです。


実際は筋肉の働き方がアンバランスになっていることがそもそもの原因になっています。

そして、このアンバランスと共に、何十年にもわたる生活習慣や心理的な要因が積み重なって発症するのが慢性腰痛なのです。


慢性腰痛の治療は非常に複雑で、患者さんからじっくり話を聞いて特定していく丁寧な過程が求められます。


皆さんにお馴染みの湿布についても、少し触れたいと思います。

膝や肩などの関節という表面から浅いところであれば湿布は有効です。

単に久しぶりの運動で、腰の浅い部分の筋肉痛であれば、医者に行くまでもなく、運動直後のストレッチやシップ薬で治ります。


しかし、残念なことに筋肉の深いところがコリ凝り固まっている慢性腰痛には効果が期待できません。


鎮痛薬が有効(痛みが半分になる)なのは約30%と言われています(慢性疼痛治療ガイドライン2018年より)。


整形外科医よりも慢性痛をよく理解している理学療法士や、相性のいい鍼灸師、マッサージ師、パーソナルトレーナーもいらっしゃいます。

彼らは慢性腰痛に悩む患者さんの強い味方になります。

彼らとの出会いで痛みが緩和することがよくあります。

2、3カ所通ってみて、痛みをよくわかっている、相性の良い専門家を選ぶことも検討してみてください。


慢性腰痛の原因の多くは筋肉のアンバランスであり、長年蓄積された生活習慣が複雑に絡み合って引き起こされるものです。

よって痛みそのものは、残念ながら完全に消えるかどうかわかりません。


特に、年齢が上がったり、手術をしていたりすれば、完全に治るのは極めて難しくなります。


実は、整体院アセットでは初診時も含めて、痛みについての質問は少しです。


患者さんが困っているのは痛みによるものなのか、それともほかに原因があるのか?

という点から切り込んでいきます。


腰痛を含む慢性痛は、特に原因がこじれている場合、痛みを治そうとすればするほど、治りにくくなるケースがあります。


痛みを一旦「棚あげ」して、どうやったら困っていることを解決できるかに視点を移してサポートやアドバイスすることが重要です。


そうすることで自ずと症状が軽快、消失することが多いです。


今回ご紹介しましたAさんは、その例に当てはまりました。


私は問診の中でAさんが最も憂鬱になるきっかけが、朝起きる時の腰の痛みであると判断しました。


そこで私のアドバイスは「朝起きる前に、呼吸と共に左右10秒ずつお腹の力を入れてから起き上がってください」というものでした。


お腹の力が入ることで、腰椎を支える筋肉の負担を減らせると考えたからです。


当院でお腹の力の入れ方を練習し、そして娘さんにもご協力いただき、Aさんにはセルフトレーニングとして自宅でも行っていただきました。


すると、ある日娘さんから当院に電話があり、「母が朝起きるときに痛くなかったと喜んでいます。」と嬉しい報告をいただきました。


朝楽に起きられることが、その後生じていたネガティブスパイラルを軽減することにつながった例でした。


これらは一例ですが、こういった改善の例はとても多くあります。


私は患者さんに

「今からでも遅くはありません。よくご自身の腰痛を観察して、何でもいいですから心当たりを私に教えてください。そこに大きなヒントが潜んでいることが多いのです」

と伝えています。

自身の腰痛をしっかりと観察すること。

それが健康で長生きするためには欠かせません。


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電話:09084458854

メール:seitaiin.asset@gmail.com




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