「ひどい肩こりでマッサージに通ってるけど、次の日には元通り」なんて人がとても多いです。
「当然肩こりなので、肩が原因だろう。だから肩周りのマッサージが効果的だろう」と思いがちですが、実は肩こりの原因は肩以外にある場合が多いのです。
筋肉は部位ごとに分かれているように見えて全部繋がっています。
動作ごとに連動して働くことで、効率の良い動きになるようにできています。
筋肉が繋がっていると考えると、肩の下には脇と腰が連続しています。
例えば腰が硬くなると、その上脇にある肋骨と肩甲骨を引き下げようとします。
ただでさえ重力がかかっているのに、さらに下(腰)から引っ張られる。
肩甲骨を引き上げている筋肉は首周りにありますが、下から引っ張られることで通常の倍あるいはそれ以上に働くようになります。
つまり原因(腰回りの筋肉の硬さ)が改善されないままなので、結果的にいつまで経っても肩のこりが取れないという悪循環に陥るのです。
肩の痛みに優先されて腰がほったらかしになる。
湿布を貼ったり、マッサージをしても楽になるのはその時だけで改善が難しい。
これが現実です。(原因が残ったままなので当たり前と言えば当たり前ですね。)
「事務作業やPCを使ってお仕事されている」という人の肩こりの中では、特に多くみられています。
もし、あなたの肩こりが腰の筋肉の硬さが原因なら、まず取り掛からなければならないのは「どこに原因があるかを知る」これが肩こり改善の第一歩です。
まずは腰に原因があるかどうかを簡単に調べてみましょう。
チェック方法
①仰向けに寝て両膝をそろえて立てる
②そのまま左に両膝を倒す
③真ん中に戻す
④右側に倒す
これだけです。
この時にどちらかに動かしづらさやつっぱり感、動く幅の左右差があればあなたの腰回りの筋肉は硬さがあり、骨盤・背骨が歪んでいるサイン。
肩こりに大きな影響を与えています。
辛い肩こりが治らないとお悩みなら、いますぐ見方を変えてください。
体全体で症状を捉えていくことが大切です。
原因と結果は別の場所に出るのです。
肩こりは腰の硬さが原因となって出てくるのです。
自分の体を知るために、是非腰回りのチェックを試してみてください。
問題解決の手がかりになるかもしれません。
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